オーロラのキャラバン
まばゆい夜の光彩に抱かれて
ただきみを待っていたよ
うそみたいに従順に
きみを求めていたよ
何度も咀嚼してぼろぼろになった記憶を
だれよりも覚えていた
泣いたっていい
だからどうかその手を離さないで
遠く離れた夜空の海で
終わらない罪を洗い流すように
ただいつまでもきみを待っていた
呼吸をやめる場所を選ぶために
きみの心音ばかりを頼りに