deep blue
そのまぶたがゆっくりと下りるとき
深い青の底で 何かがはじまるとして
沈んでゆくすべを持たない私は
人魚にもなれないまま
目眩 酸欠 太陽の色
どれを信じたっていいよ
風化してゆく脚に 口づけをして