憂えゆく少女たち
だしぬけに
あなたへ伸ばした腕が
抱きしめ方を知らないことに気付いた
どれだけのやさしさで包めばいい
触れるだけでこんなにもふるえる心なのに
何度も何度も 何人も何人も に
恋をして
思い焦がれて
そのたび諦めては
失望して
飽きるほど繰り返したサイクル
なのに なのに
いまこの心は 初恋のように余白がない
あなた以外を受け入れる必要など
もうどこにもない
そんなことを思いながら
テキスト片手に泣き出しそうな目をしている
テスト前の夜です