おやすみ
なぜこんなにも近くに生まれたのだろう
そんなことを思いながら
おやすみ
眠りにつくまで
どうかその手は離さないで
夢の中でまた
きみの手を探すから
ぎりぎりの淵まで
どうか離さないで
あすの朝きみになにを話そう
ありがとうもごめんねも
形にならないような出来損ないのことばで
おやすみ