きみの手をひいて

切れない糸なんてない

それは偽物

きみを汚す偽物


絶望で紡がれたゆめ

すれ違った少女の結末

踊る時計がぼくらの偽りを笑う







『そんなにいそいでどちらまで?』







遠い空の向こう

それが愛じゃなくてもいい

世界を教えてくれるなら

手を差し伸べてくれるなら


はじめて触れたときから

ずっと

あたたかで

確かな




きみの手をひいて